「ムヒカ」を鑑賞しました

ドキュメンタリー映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」

第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカを日本人監督が追ったドキュメンタリー映画「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」をオンライン映画で鑑賞しました。

「種は鳥や風が運び蒔かれてゆく
私は81歳になり多くの人に自分の考えを話して種を蒔いてきた
未来にはすべては咲かないだろうが
少数が芽を咲かせてゆくだろう」

人生で大切なことは成功することではない
歩んでゆくこと
人生でつまずくことがあるだろうが
また立ち上がり進んでゆくことでその先に幸せがある
、ということを話されていました。

貧しいということは物や金がないことではなくて、
もっともっと物を欲しがる人のことを貧しいという。
自身に思い当たる節があり、今一度、自身を振り返る素晴らしいインプットの時間を得ることができました。

ムヒカさんはドフトエフスキーをはじめ、読書が大好きだそうだ。幼少の頃、日系の家族が近所に住んでいた経験があり、とても親日家である印象です。日本については本から知識を得て知っていたそうです。2016年に81歳で奥様と初来日された際に日本人は2つの側面を持っていると言う感想を得たそうです。ひとつは西欧文化に憧れを持つ日本人。もうひとつは深い伝統と文化の心を持つ規律と集団の統一を大事にした日本人である、ということです。日本の歴史を辿れば外国に踏みつけられ負けた国です。その後、昼夜を問わず働いて働いて今の豊かな発達国となりました。しかしながら、物やお金を得た日本人は、今、幸せなのでしょうか?ムヒカさんは日本人に問うています。物やお金に溢れた一方で何か失っているものはないのか。

私もコロナ禍の中、今はいろいろな本や映画を読んだり鑑賞したりして想像する力をグツグツと煮立てています。ムヒカさんのように小さな種を蒔いていければ幸せです。