世界の台所探検

「世界の台所探検」を読みました。
コロナが終息したら早く旅に行きたいな。
「台所には生きるすべてが詰まっている。」という、岡根谷実里さんのステキな本です。

「国籍や言語が違っても、野菜の下ごしらえをしながら手つきでなんとなく会話ができて、一人の人間としてただそこにいさせてもらえる台所の片隅は、世界で一番、私の好きな場所です。
そうしておしゃべりしながら鍋をかき混ぜていると、鍋の中身や手に持った道具から、料理や台所につながる社会の様子までもが見えてくるのです。台所には、そこで暮らす人、その地域や社会の「生きること」が詰まっているのです。」

いろいろな国の情熱や人と人の交流が盛りだくさんと書かれており、旅に誘い出す本です。

2014年にボランティアとして参加した、インド・マハラーシュトラ州・ ダーネー地区ガンジャード村 での「インド×アート×学校」Wall Art Festival での台所のひとときが懐かしい。

インドで実践されてきた”アートを通じた関わり”のつながり。現地で出会った交流の中で生まれたつながりを次のつながりへつないでいった。それは、とても暖かくて優しくてまた行きたい、現地の匂いをかぎたいと思わせる出会いでした。コロナが終息したら早く旅に出たいです。